テレビ東京の音楽番組がすごい! 不倫や薬物、解散など一切タブーのない映像使用に視聴者歓喜
本サイト超おすすめの『3秒聴けば誰でもわかる名曲ベスト100』公式サイトから
いま、テレビ東京の『3秒聴けば誰でもわかる名曲ベスト100』という特別音楽番組が密かに話題なのをご存知ですか?
4月7日に第5弾となる本番組が放送されたのですが、内容がとにかく”タブー無し”。「え、これって流しちゃっていいの?」というラインナップで、たまたま観ていた筆者は画面に釘付けとなってしまいました。
関連記事:なぜこのタイミングで酒井法子なのか? ピエール瀧逮捕当日にテレビ東京宣伝部が”含み”の速報ツイート | TABLO
パッと思い出せるだけでも、6人時代のSMAP、7人時代の関ジャニ∞、CHAGE and ASKA、酒井法子、ラッツ&スター(田代まさし)、岡田有希子…。
ジャニーズ事務所の腫れ物グループや薬物で逮捕された人、所属事務所を辞めた人や自殺で亡くなってしまったアイドルまで、まったく忖度せずに放送していたのです。
ネットでも、番組の作り手側の心意気に感心した人が多かったようで「SMAP6人のやつ!! 香取さん達の映像も名前もしっかり出てて嬉しくなった」「やべえ、ほんと今夜のテレ東攻めてる。本人がクスリで捕まってようが不倫してようが自殺してようが昭和の名曲とされるものはマジで流してる」「全く忖度なしの姿勢は拍手」「流石テレ東」と内容に関して絶賛の声が続出していました。
この番組を手がけているのは『テレ東音楽祭』『年忘れにっぽんの歌』も担当する星俊一というプロデューサーの方だそうで、4月6日付けのスポニチによるインタビューでは、番組に関する裏話も。
星プロデューサーいわく、番組に込める思いは「名曲を幅広い世代に届けたい」だそうで、曲の選曲については「解散したグループの映像などは、他の歌番組があまり使っていないことも多いので選ぶのに少し勇気がいります。でも”曲そのものを大事にしよう”という思いで、そういった楽曲もなるべく多く選ぶようにしています」と語っておられました。
テレ東、音楽番組制作の裏側 「名曲ベスト100」最大の”難関”は楽曲の使用許可取り― スポニチ Sponichi Annex 芸能
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/04/06/kiji/20190406s00041000135000c.html
また、この番組は選曲に加え、曲の紹介の順番や動画の繋ぎ方にも編集側のセンスが光っていました。今回の放送でも、尾崎豊さんの後に斉藤由貴さんを持ってきたり(過去、不倫騒動がありましたよね!)、工藤静香さんの後にSMAPを持ってくるなど、思わず視聴者がクスリと笑ってしまうような仕掛けが盛りだくさん。昨年9月に放送された第4弾でも同じようなことをやっていたため、今回の放送後は、ネットで「テレ東のこの番組、毎回曲順が意図的としか思えない時あるよね」「しかしこの曲順、流石テレ東さんだわ」といったツッコミの声が続出していました。
このテレ東の攻めた番組作りに対し、あるテレビ局関係者はこのような見解を述べてくれました。
「SMAPの映像、しかも森くん在籍時代のものを流すなんて、いち視聴者からすれば英断だと思っちゃいますよね。でもこの番組は、スタジオゲストにKing&Princeの岸優太さんを迎えてジャニーズの先輩たちのダンスを披露するコーナーをもうけるなどしており事務所の公認であることもしっかりアピールしてますので、何ともやり方がうまい(笑)」
また反対に、この関係者は昨今のキー局の音楽番組の腰の引けっぷりを嘆きます。
「本来なら、アーティストが私生活でどんな問題を起こそうと、どんなに事務所と揉めようと、曲に罪はないので忖度などする必要はないはず。それなのに、問題を起こした出演者の過去映像にモザイクをかけたりトリミングする番組の多いことといったら。その点、テレ東さんの番組作りへの心意気は評価に値すると思います」
『3秒聴けば誰でもわかる名曲ベスト100』、第6弾も楽しみにしています!(文◎小池ロンポワン)