教育専門だった名残なのか目は惹かないがジワジワ来る女子アナの多い局|テレビ朝日1961〜2018

その後も清純派の代表格だった堂真理子アナ(04年入社)、天然の癒し系キャラが人気だった島本真衣アナ(06年)が登場しました。そして、2008年にはミス慶応として入社前からメディアの注目を集めた竹内由恵アナが入社。同期の本間智恵アナ、八木麻紗子アナとともに「業務命令」というアナドルユニットを結成させられ、ミニスカコスプレでオリジナル曲「ヴィーナス・エスケープ」までリリースして、同局のアナドル路線をピークへと導きます。

その一方、アナドルとは異なる魅力のアナウンサーを採用しているのもテレ朝の特徴です。例えば、どこかあか抜けないけれど独特の色気をにおわせる松尾由美子アナ(02年入社)、豪放磊落なキャラクターが特徴の久保田直子アナ(05年)、報道向きのクールな和風のルックスが人気の小川彩佳アナ(07年入社)、気さくでフレッシュな魅力が老若男女に師事された宇賀なつみアナ(09年入社)などなど。一世を風靡するアナドルほどのインパクトはないけれど、ちょっと目を引く逸材を採用するのが上手なのでしょう。ちなみにここ数年は矢島悠子アナ(05年入社)、田中萌アナ(15年入社)が次々と不倫スキャンダルを引き起こしてメディアを騒がせたように、〝お家芸〟のほうも連綿と受け継がれているようです。

テレ朝の女性アナウンサーは、入社直後こそ目立たなくても、いつブレイクしてもおかしくない潜在能力を秘めた逸材ぞろいです。最近では弘中綾香アナ(13年入社)が入社時の萌えキャラを一変させ、アナウンサーらしからぬ毒舌ドSキャラで注目されました。そのほかの新人アナたちも現時点で大きな活躍は見られませんが、これから歴代の同局看板アナを超える逸材が登場するかもしれませんね。(文◎百園雷太[女子アナ・ウォッチャー])