大手旅行メディア発表の「行きたい国ランキング」を信じたくない一部の日本人 その第一位は…

かつてほど韓流ブームを取り上げてはいないが、中学生・高校生を中心とした若年層、あるいは女性層に関して言えば、かつての「ヨンさまブーム」を凌駕するほどの人気となっている。

しかも、ヨンさまブームのときは韓流スター(ドラマ)ほぼ一本であったのに対して、いまのブームはBTSやTWICEなどの韓流スター、韓流コスメなどのファッション、そしてハットグなどのグルメと3本立ての人気である。あえて刺激的な言葉を使えば、「文化侵略」と言えるほどの影響力だ。

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もっとも、4月にNHK「あさイチ」が女子中高生の韓流ブームを放映した際、「私のまわりでは(韓流ブーム)そんなの誰もいない」のでねつ造だ!という嫌韓派と見られる層からの声がSNSなどに溢れた。しかしながら、「私のまわりにはいない」かもしれないが、現実問題として流行っているのだ。それは、韓流スターの各種売り上げやGW旅行先のランキングに、数字となって表れている。

正直、筆者もグルメは別として、コスメはもちろん、
韓流スターにも特別な関心はない。ただ、ブームであるということを取材等で体感してるだけだ。いずれにしても、見たくないものはみないというスタンスに益はない。まずは、現実をきちんと把握することから始めるべきではないか。(取材・文◎鈴木光司)