どの口が言うのか!? NGT48山口真帆さん卒業で急にお説教を垂れ始めたデイリースポーツ

それまでは、<加藤浩次 NGT再発防止策に疑問「時間教えたメンバーがいたら…」><須田亜香里 NGT問題のファンと私的繋がり」に「未熟」>など芸能人の言葉を借りて山口さんの後押しほぼ一色だった同紙について、とあるマスコミ関係者はこう言います。

「いままで散々、ほかメンバーに及ぶ被害について想像力をめぐらさなかったのにもかかわらず、どの口が言うのか、と思ってしまいます。象徴的だったのは、3月22日に行われた第三者委員会調査報告の会見場の様子です」

会見が始まると、ファンらの事件に対する関心の高さからは考えれないほど、「記者は少なく、会見場は盛り上がりに欠けていた」(前同)というなか、一転して湧いたのは、山口さんが会見に対する不満をリアルタイムでツイートしたときだったといいます。

「さっきまでのやる気のなさから一転、がぜん追及ムードになりました。よく政治ドラマに出てくる、悪徳政治家を他者の記者たちが団結して追及する……という雰囲気に似ていましたね」

そうした空気のなか、まともな記者もいたといいます。

「地元メディアの記者の方でした。『こういう騒ぎになり、一番かわいそうなのは他のメンバーではないか?』と正論の質問をすると、デイリーをはじめとする他の記者たちは、“そんなことどうでもいいから”と、言わんばかりの質問をAKS取締役の松村匠氏にぶつけていました。あのとき、他メンバーにまで思い巡らせたのは彼らだけでした。もちろん松村氏の煮え切らない態度が火に油を注いでいたのはもちろんですが、だからと言って山口さんをむやみに祭り上げていいことにはならないと思います」

前出記事で、<「自分の行動の影響力を、十分に理解していますか?」>とネットユーザーに問いかけたデイリー。それは、各メディアにも同じことが言えそうです。(文◎春山有子)

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