「メンヘラ・マウンティング」 新宿のマンションでホストをメッタ刺しにした女の“生の扱い”|春山有子
真偽は不明ですが、女の犯行動機が「好きで好きでたまらなかった」であり、さらに自身のSNSには「#メンヘラ」「#メンヘラ女子」といったタグをつけ自撮り画像をポストしていることから、この推測がまことしやかに囁かれるのも頷けます。
「ホストに狂う歌舞伎町の夜職の子は、“死”に近いことをアピールしたがる印象があります。“メンヘラマウンティング”っていうんですかね。より“死”に近い方が偉い、みたいな」
そう話すのは、歌舞伎町のキャバクラ関係者Aさん。仕事柄多くの歌舞伎町キャバ嬢に接するAさんは、なかでも“死”を誇示したがる女性は、「色恋沙汰まっただなかの子が多い」と言います。
「色恋中のホストがこっちを見てくれないから、リストカットして気を引いたり、安定剤を大量服用してアピールしたり、わたしがよく聞くのは、自殺の名所として名高いDビルでの“メンヘラ劇場”です」
たとえば……。
「Dビル屋上のふちに座り込んで、死ぬ気もないのに『今から死ぬ!』と、担当ホストに連絡。その間に消防が駆けつけて下にマットを置くんです。で、しばらくしてホストが到着すると、『おまえ! なにやってんだよ!』と言って後ろからひしっと抱きしめる……って、茶番を何度見聞きしたことか」
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なかには、深刻な事態に発展することもあります。