大企業カネカの“育休見せしめ転勤命令疑惑”騒動 さらなるガソリン投下で炎上騒ぎが収まらない状況

そこには「夫起業の具体的な準備」との記載があった事が発覚。今年1月に投稿されたものでしたが、カネカに関するツイートが炎上した後に該当のツイートが削除されているようで「起業ツイート消してるの見ると不信感抱く。やってることカネカと一緒やん(やましいことは消す)」と告発者を非難する声も出始めます。

画像はツイッターより

「もともと辞めて起業する予定だったみたいだし、“転勤なら辞めるわ。でもボーナス欲しいから有給使って6月まで居させろ”を会社側から断られたって話よね」

「元々起業予定で有休まるごと使用&ボーナス貰って辞めようという計画だったとしても、会社が退職日指定で有休使わせないのは違法だし、ボーナスの件は会社によるけど大手なら多分ゼロはありえないから」

「いやもちろん有休消化させなかったカネカに非はあるけど、あたかも自分たちは会社に寄り添うつもりだったのに裏切られた、かのような書き方をしてるヨッメはどうなの? って話ですよ。つまりどっちもどっち」

「仮定の話だけど育児休暇中に育児を一切やってないことが判明したら有給休暇を当てざるを得ないんだろうな」

「カネカさんの件は育児世帯だけじゃなくて、誰かと共に生きて働く人全ての問題だよ。会社の言いなりに身軽に動けない労働者は要りませんって意味だからな」

「カネカの件でもやもやするのは“じゃあ、誰が転勤するの?”という話。新築したからダメ、子供がいるからダメ、ってなったら結局、独身のオッサンばかりが転勤させられるじゃないの?」

と様々な意見が飛び交い、今もなお事態が収束する気配はありません。

参考記事:未だに「副業禁止」を社員に課している会社はブラック企業では? それ、憲法違反ですよ!

男性の育児休暇義務化の動きがでてきている中で、まだ男性の育休に難色を示す企業は多いのかもしれません。

しかしカネカは、少子化対策として社員に子育て支援のための行動計画を作成し認証されたことを示す「くるみん(「次世代育成支援対策推進法」認定)マーク」を取得しているそうです。そのような企業が「育休をとったらから見せしめ」をしたというのが事実ならば、その認定マークは取り下げるべきなのではないでしょうか。(文◎絹田たぬき)