芸人の私が考える「闇営業」とは 今は芸人がコンプライアンスを守る時代に|プチ鹿島

何度も言うがそのタフさは尊敬する。芸人ならではの「自助努力」だと思う。ただ、冒頭の話に戻ると現在の芸人の立場は幸か不幸か「世の中の外に存在する立場」ではない。むしろ世の真ん中にいる人も少なくない。大企業のCMに出演してる人もいる。

こうなるともう、本来はグレーゾーンの世界の住人(のはずだった)芸人こそコンプライアンスを遵守しなければならないという逆説となる。

こういう話をすると昔の芸人は破天荒でよかった、と嘆く芸人マニアの方もいるだろう。しかし今の状況を見るとそうだ。というか事務所に所属している時点で破天荒でもなければ無頼派でもない。私はそう思う。

芸人とは何か?
世の中での立ち位置はどう変化したのか?

「闇営業」という言葉をきっかけにあらためて考えた今日この頃でした。(文◎プチ鹿島 連載『余計な下世話』)

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