室井佑月さんに聞くネット言論とヘイトとフェイク 「Twitterを始めて分かったこと」(後編)

室井さん:キッチュさん(松尾貴史)からすぐ電話来た。「ホントに室井さん?」って。

――Twitterやって分かってきたこととかありますか?

室井さん:皆、そんな悪い人たちじゃないかもしれないってことを、あたしが信じたいと思ってること。

――もしかしたら趣味が同じだったり、世の中のことを考えてたり。

室井さん:そう。それは私も分かりたいと思うし、向こうもいい加減に分かってくれよと思うことはある。ただ情報って世の中にピンからキリまで溢れてるじゃん。そのときにどの情報を選ぶかってその人の思想によって違っちゃうだろうと思うし、だから考え方も違っちゃうと思うし。だけどその前に情報なんていらないと思ってる人よりは、あなたの信じる情報は嘘のクズですって、まだ話ができるって思うけど、どうかな?

――誰かツイートを追って面白いなって人います?

室井さん:意外と仲いいところと戯れちゃうと、その人が失言しちゃったときに私は責任を負えないからって思う。でもTwitterは私は楽しくなくなったらやめるかも。誰から命令されたわけじゃないし、いまやりたいことがあってやってるだけだから。

――きっかけは告知っていう。僕もそうですけど。

室井さん:ねぇ、久ちゃん、もう一件いこっか? いいでしょ?

――どこにでも行きます。マザー牧場にも行ったし。(聞き手◎久田将義)

おすすめ記事:能町みね子×吉田豪 対談『ヘイトとフェイクニュース』を語る|最終回 「なぜヘイトは無くならないのか」 | TABLO