「チケット不正転売禁止法」施行も関係なし! 低年齢層が多い男性アイドル・ファンを狙うチケット詐欺の内容がすごすぎる!!

上記禁止法施行前日。こんな報道がありました。

<ツイッターでアイドルのコンサートのチケットを売ると投稿して現金をだまし取ったとして、大津署は13日、詐欺の疑いで大津市内の高校3年の男子生徒(17)を逮捕した>(京都新聞web版6月13日付)

男子高校生が行なったのは、驚きの手口でした。昨年11月23日、男子校生の書き込みを見て「譲ってほしい」と名乗り出た女子高生を、大津市の神社駐車場に誘った男子校生。そして……。

<男子生徒は、誘い出した女子生徒をツイッターで指示して、駐車場のカラーコーン内に現金を置かせ、数百メートル離れた草むらを指定して「チケットは草の中」と送信。女子生徒が離れた際に現金を回収したという>

現代ツールを使い誘い出し、原始的な手口で詐欺を働く……。まさかこんなふうに現金が騙し取られようとは、女子高生は思ってもみなかったはず。

これだけ詐欺被害が報告されても、

「2回も詐欺されました。もう12万円も払ってしまったので、どなたか譲っていただきたいです。切実に求めています」

と、“カモ”表明とも言える危険な書き込みも見られるSNSでのチケット取引。低年齢のファン層が厚いアイドルのチケット取引には、法律に期待する前に、自衛することが不可欠なのです。(取材・文◎春山有子)

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