福島県の珍スポット「カッパ村」が廃墟寸前 「どうかしてる1人」が創り上げる幽けき灯火が消えかけている|Mr.tsubaking
福島県田村市。ここに箭内隆寿という人物がいます。コンクリートの製造会社の元社長で、独学で製作するコンクリ像が会社に密集するように並んでいます。
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その作品群は、独学らしいオリジナリティがほとばしり、私の琴線にビシビシ触れてくるものばかり。この下里工芸からほど近い場所に同氏が製作した作品がさらに大量にある「カッパ村」なる場所があります。
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実はこのカッパ村が、ご覧の通り限りなく廃墟に近づいているのです。温泉旅館「花の湯」の敷地の一部にあるカッパ村ですが、旅館への人の出入りはあるもののこちらは鬱蒼と下草が茂り始めています。その茂みの中に並ぶ箭内タッチのカッパたちが、悲しげに立ってゆっくりと終わりを待っているようです。