大統領がラップで選挙運動!? いまウガンダから目が離せない! ピコ太郎が世界で唯一チャート1位になった国
日本から1万1千キロメートル離れたアフリカ大陸中部の国ウガンダでは、2011、2016年の大統領・国会議員選挙前に、現職大統領自らが、ラップでメッセージ伝えるミュージックビデオをリリースしました。
選挙を翌年に控えた2010年にリリースされた一曲目のタイトルは、「You want another rap」。大統領の出身地域で歌い次がれてきた歌がベースらしいのですが、微妙すぎる大統領のフロウとサビのリリック「You want another rap?」が中毒性を煽る曲です。
私はたまたま別件の取材で、選挙運動が最も盛り上がっている時に現地にいたました。初めてそのビデオを見た時は、悪ふざけした誰かが大統領のスピーチをつなぎ合わせて作ったんだと思いましたが、現地の友人に聞くとオフィシャルな物だとのこと。
大統領のムセベニ氏は当時66歳。そもそもなぜラップ? という疑問はさておき、斬新な選挙運動に衝撃を受けました。