「京都アニメーション」放火事件で容疑者は今後どのように裁かれるか 怒りに任せて「死刑にしろ!」と書く人々の浅はかさ

被害結果を見れば死刑以外の判決はないと思われます。しかし裁判所は被害結果だけで判決を決めるようなことはしていません。裁判の役割は真相を明らかにすることです。それが出来なければ判決を決めることなど出来ません。一人の人間を裁くということ、しかも今回は生死に関わる判断を迫られます。それは決して軽いものではないのです。

犯人とされている男の負傷状況はかなり深刻だという報道もあります。とにかく1日も早く治療を終えてもらって、その後に彼が何を語るのかに注目したいと思います。(文◎鈴木孔明 / 裁判傍聴人)

あわせて読む:放火罪で逮捕された息子が語る呆れた言い訳に思わず裁判傍聴席で泣き出す母親 | TABLO