宮迫引退 「ギャラ飲み」ではなかった 吉本興業が発表した「決意表明」は何だったのか|久田将義
「決意表明」と仰々しく宣言しておきながら、約一か月未満で宮迫博之氏が契約解消、実質引退になりました。この文面が、気恥ずかしく感じるのは筆者だけでしょうか。
吉本興業は暴力団排除条例施行後、この条例に触れるという「疑い」で島田紳助氏、カラテカ入江氏、そして宮迫博之氏の三人を引退させざるを得ませんでした。
島田紳助氏引退以来、吉本興業は(というか芸能界全体が)コンプライアンスをかなり厳しくしていました。少なくとも、僕はそのように吉本興業社員から聞いていました。が、それほど現実は甘くなかったようです。
島田紳助氏と今回の宮迫博之氏のケースは異なります。六代目山口組極心連合会との関係を吹聴し、付き合いをしていた島田氏は暴排条例に抵触する可能性がありました。
が、今回の宮迫氏はキャバクラで偶然出会った知り合いの知り合いが準暴力団・半グレ(と規定はされていないが)であった為、引退を余儀なくされました。この手の付き合いなら、大なり小なりかなりの芸能人が抵触するのではないでしょうか。
現に、7月19日の吉本興業公式サイトでは、「FRIDAY」でカラテカ入江氏と共に海において、刺青姿の集団と写っている写真を掲載されたパンチ浜崎氏に注意した旨を報告しています。問題はここに金銭の授受があったかなかったか、です。
宮迫氏は金銭の授受があったとされています。引退により、吉本興業は幕引きを狙っていると思われます(宮迫氏から言い出したこととは言え)が、まだ出てくる可能性があると言わざるを得ないでしょう。(文◎久田将義)
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