日韓関係は悪化の一途 出口の見えない霧の中、東京・大久保のコリアンタウンを歩いてみた
街を俯瞰した感じで言うと、かつてより呼び込みの数が多くなっている。これまでは、数多くの客をさばくので精一杯、呼び込みまでする余裕はなかったワケだが、それが多くの店で呼び込みをするようになった。それも、目に見えて客足が減っているようにも見えないのに、だ。
また、日本人の客に対してより愛想をよくしていると言う感も見て取れる。そういうと語弊があるが(もともとコリアンタウンは愛想がよい)、正確に言えば、愛想というよりは日韓関係の悪化に敏感になっていて、起こり得る“なにか”に警戒しているような感じですらあるのだ。
起こり得るなにかを具体的に言えば、近いところで売り上げの低下であろうし、最悪のケースでは極右やレイシスト集団によるヘイトスピーチであろう。特に後者は、かつて多大な実害を被っており、店側が敏感になるのは仕方がない。しかも当時といまのコリアンタウンの隆盛はけた違いであるだけに、万が一、そんな暴挙が起これば地元商店街にかかる被害・負担は相当のものになるハズだ。