「クラトム・ジュース・ビュッフェ」営業者が逮捕 労働者たちを支えていた? “覚せい作用がある”禁止ハーブ
アパート奥のその部屋には鍵が外からかけられていたものの室内から話し声が聞こえたため、警察はボルトクリッパーで鍵を切断して部屋に踏み込み、中にいた22人を拘束しました。
21人がクラトム・ジュース使用者で内訳はタイ人6人、外国人15人(主にミャンマー人で漁業労働者だと思われます)。残る1人のミャンマー人、ナーイター容疑者がクラトム・ジュースを密造していました。
室内からはクラトム・ジュースの入った鍋とコップのセットが3セット発見されました。またナーイター容疑者が密造拠点として使っていたもう1室からはクラトムの生の葉が5~6キロ、大鍋3つ、クラトムの葉クズを濾す器具、クラトム・ジュースが詰められたボトル300本、クーラーボックスの他、クラトム・ジュース製造の際に混ぜる液体咳止め薬と炭酸ジュースが見つかりました。
ナーイター容疑者は、アパートの数部屋を借り上げて「クラトム・ジュース・ビュッフェ」を営業していたことが取り調べで判明しました。部屋入口にはそこが「クラトム・ジュース・ビュッフェ」であることを示すマークを掲げ、利用者が入室すると外から鍵をかけ誰もいないように装っていました。
各部屋では10~12人が利用でき、入室料1人50バーツ(約170円)を払えばクラトム・ジュース飲み放題で時間制限もなしという気前の良さから外国人肉体労働者の間で人気だったようです。
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