人が路上でゾウにメッタ刺しにされる サイによる死亡事故の前日にも悲劇は起きていた!

ゾウ使いらは逃げたプライトンプーンの後を追ったところ、自転車をこいで運動中の外国人男性がプライトンプーンと道路上で遭遇したのを目撃しました。外国人男性は停止したのですが、発情して気性が荒いプライトンプーンは突如外国人男性目がけて走り出し、足で何度も踏みつけた後、牙で男性の左足を何度も突いたのでした。

プライトンプーンが現場を立ち去ったことでようやく外国人男性を救出し、救急車で病院へ搬送しました。

プライトンプーンは事件の1時間後、ゾウ使いが麻酔銃を撃ち眠らせてからエレファント・ビレッジに戻されました。

この外国人男性は、いつものように何の変哲もない道路上で自転車に乗って運動していただけなのにゾウに襲われて、何が何だか理解できなかったことでしょう。日本でもゾウではありませんが、輸送中の事故で家畜や競走馬が逃げ出すことは十分にありえます。動物園の外でも動物に襲われる危険性はゼロではないのです。(取材・文◎赤熊賢)

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