元AKB秋元才加も応援! いまアフリカが日本で盛り上がりを見せている理由

「アフリカの水を飲んだ者は、アフリカに帰る」

TICADとは「Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)」の略称で、アフリカの開発をテーマに1993年以降、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催されています。

今回の議論の概要は、外務省のサイトに以下のように記されています。 本年、日本ではWAW!やG20といった開発にも関係する大規模国際会議が開催され、G7も仏で開催の予定です。これら会議の成果に加え、アフリカ側の要望も踏まえ、アフリカ開発に関する以下の3点について「アフリカに躍進を! ひと、技術、イノベーションで」のテーマの下、広く議論していきたいと考えています。

・イノベーションと民間セクターの関与を通じた経済構造転換の促進及びビジネス環境の改善
・持続可能かつ強靱な社会の深化
・平和と安定の強化(アフリカ自身による前向きな動きを後押し)
【出典:外務省】

またまだ詳細は発表されていませんが、首脳級間で2国間会談も多数予定されているとのこと。 あと少し変わったところでは、「野口英世アフリカ賞」という賞の授賞式も行われます。

なぜアフリカと野口英世氏が繋がるのかというと、1928年、黄熱病の研究中に自らも黄熱病に感染してしまい51歳の短い生涯を閉じた地がアフリカだったためです。 話が少し逸れますが、最期の地である西アフリカの国・ガーナには、1979年に日本の協力のもと、ガーナで深刻な問題である感染症の研究を行う「野口記念医学研究所」が設立され、本年2月には「先端感染症研究センター」も完成し、アフリカをリードする感染症対策拠点となっています。

受賞者は、「アフリカでの感染症等の疾病対策のための医学研究・医療活動の両分野において顕著な功績を挙げ、アフリカに住む人々の保健と福祉の向上に貢献した方々」とされていて、第三回目となる今回の受賞者は以下のお二人です。

・ジャン=ジャック・ムエンベ=タムフム博士(コンゴ民主共和国)
エボラウイルス病等の研究及び疾病対策の人材育成において多大な貢献

・フランシス・ジャーバス・オマスワ博士(ウガンダ共和国)
保健従事者の教育、研修、定着及び移住を含む世界の保健人材(HWF)危機への対処、また、アフリカはじめ世界での人材重視の保健及び医療制度の構築において多大な貢献

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