歌舞伎町・明星56ビル火災から18年 遺族から「生きた証知ってもらいたい」と問いかけ 犯人の行方は未だ分からず

事件現場(筆者撮影)

京アニ放火事件の実名報道是非が喧しく議論されるなか、18年前に日本一の繁華街・歌舞伎町で起きた悲劇が再びクローズアップされた。2001年9月1日未明に起きた「明星56ビル火災」である。

戦後起きた火災としては5番目の犠牲者となってしまったこの事件。詳細な検証の末出た結論は「放火」だったが、肝心の犯人の行方は掴めないまま、公訴時効は消滅した。

歌舞伎町住人にとっては忘れることの出来ない痛恨事だが、反面18年の月日は長く、インバウンドの賑わいで街ゆく人たちのほとんどが、事件自体を知らないというのが現実である。

改めて概要を振り返ってみよう。

参考記事:2001年9月1日に発生した『歌舞伎町・明星ビル火災』の教訓は活かされているのか? | TABLO