バンコクのシンボルが消える日 なぜ路上の屋台が全て廃止されてしまうのか? 旅行するなら年内しかない!?

8月に制緩和地域が廃止されたペッブリー通りで屋台営業をしていた人達の中には、移転先として用意された場所での売り上げが落ちた上に費用がかさむようになっためやむを得ず職を変えた人も出ています。また違法と知りながらこっそり元の場所に戻って営業をしている者も。

屋台団体の代表は都に屋台営業廃止の再考を求めていますが、都は警察とともに予定どおり実施していく方針に変わりはありません。違法に屋台や物売りをしている外国人(主に近隣諸国や南アジア出身)も入国管理警察と協力して摘発を強化しています。

BTSウドムスック駅近くのウドムスック通りなどバンコクの一部に残っている合法な路上屋台も順調に進めば今年中で見納めでしょう。バンコクのシンボルとも言える存在の消滅はラスト・サムライのようでもあります。ラスト屋台をこの目に焼き付けに現地へ行かれることをお勧めします。(取材・文◎赤熊賢)

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