関西電力に電凸 「会長と社長が辞めない理由は何ですか」「電気料金は下げないのですか」等を聞いてみた

――本当に森山氏だけが理由なのでしょうか?

「金品を渡された対応者は、金品を受け取る理由はないと考え、多くの者は森山氏に対して、金品返却の申し出を行いましたが、森山氏から、『お前、誰に向かって言うてんねん、そんなことを言わんと受け取れ』『なぜワシの志であるギフト券を返却しようとするのか、無礼者。ワシを軽く見るなよ』などと激昂され、森山氏の機嫌を損ねて関係が悪化するのを懸念して返却をあきらめざるを得なかったものであります。このような森山氏に金品を直ちに返却することは、現実の対応上、歴代対応者が積み重ねてきた対応実績も踏まえると相当困難でした」(関西電力広報)

 

――悪しき風習は、関西電力の中にあったわけですね。関西電力八木誠会長、岩根茂樹社長が職を辞さない理由は何でしょうか?

「本件を厳粛に受け止め、全ての膿を出しきるということで、今後徹底的な調査・原因究明を行うほか、再発防止対策を確立し、これを実施していくことを、弊社社長と会長も考えており、そうしたことで経営責任を果たしてまいりたいと考えています。また、電気事業連合会の方も課題が山積しているため、各社長様とも相談するものの、各社の社長様とともに連携し、事業の課題を一緒になって、解決するよう努力してまいりたいと考えています」

 

――電気料金を下げる予定はありますか?

「当社としては、本件を厳粛に受け止め、新しい調査委員会のもと、全ての膿を出し切るため、徹底的な調査や原因究明を行うとともに、再発防止に努めながら信頼回復に全力を尽くしてまいりたいと考えています」

 

――森山栄治氏から 恫喝されていた旨が掲載されていますが、脅迫罪の被害にあったにもかかわらず、警察に被害届を出したり、有能な弁護士に委任して法的措置を執らなかった理由をお聞かせ下さい

「各個人が、長年にわたり引継ぎが行われてきた結果、個々人で対応せざるを得ないという認識や従前の延長で対応せざるをえないという認識を持っていたため、会社として対処できなかったものであり、この点は反省点であります」

 

――森山氏に関西電力はどのような弱みを握られていたのでしょうか?

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