安倍内閣で海外が注目するある人物 「官邸のアイヒマン」とは誰だ!? 身内の登用が大好きな首相|プチ鹿島

「後任と目される北村氏は警察庁出身で、第1次安倍政権では総理秘書官を務めた腹心です。民主党政権時代から内閣情報官の任にあり、内閣情報調査室のトップとして国内の機密情報を一手に取り扱っている。総理に近いジャーナリストの“レイプ事件もみ消し疑惑”でも暗躍したといわれています」(官邸関係者・ゲンダイ)

NSSは首相、官房長官、外相、防衛相らで構成する国家安全保障会議(日本版NSC)の事務局のこと。「外務省OBの指定席」と言われるそのトップに警察出身の北村氏が就いたという。

ちなみに「官邸のアイヒマン」というニックネームはゲンダイ師匠のお気に入り。今年だけでも何回かそう呼んでいます。ゲンダイの締めは「ナチスさながらの警察国家による市民弾圧、武力行使の恐怖は、すぐそこだ」。

言ってみれば首相は今回の人事で外務省よりも身内を重用したわけだが、実は他でもすでに書かれていた。8月30日の読売新聞である。

安倍外交は「側近が大きな影響力を持っているのも特徴」とし、中国やロシアとの「協力」へ転換を主導したのは元経済産業官僚の今井尚哉首相秘書官であると書いた(検証安倍外交・8月30日)。

その側近外交には外務省が不満を持っているとも。

《外務省には、「(今井氏による)官邸からの指示は、相手国の言い分を聞き入れたようなものばかりだ」との不満もくすぶる。》(読売・同)

前日にはズバリ「外務省外し」というキーワードもあった。日韓関係についてだ。

参考記事:「花を持たせたい」理由で居座っている? 麻生太郎大臣に対する財務省の「思いやり」|プチ鹿島 | TABLO