ラグビーワールドカップで異変が起きている街 新宿ゴールデン街に異例の通達書 新しい店と老舗の店の対立も
「9月20日の開幕試合(日本vsロシア戦 調布・味の素スタジアム)のあと、外国人のラグビーファンが集まって数ヶ所で大騒ぎし、朝方まで大合唱が続いて非常にうるさかった」
「カバーチャージに不慣れな外国人の一見客が支払い拒否をして警察沙汰になったり、狭い店に入りきれないので入店を断ると怒りだしたり、とにかくトラブルが多くなった」(いずれもゴールデン街のバー店主)
椅子に座れず立ち飲みしていた客が店外で通路に座って飲み、グラスをそのまま路上に放置して帰ったり、2階店舗用の階段で酒盛りしたり、さながら無法地帯だったという。W杯のために来日した外国人は巨大で屈強なラグビー選手経験者も多く、恐れをなして注意をためらう女性店主もいたようだ。
こうした状況に対して地元商業組合は通達書を作成、加盟店に対して「椅子の数以上の客を店に入れない」「外飲みをさせない」などの提案を行なった。また英語表記と記号による禁止事項の貼紙も配られ、マナー遵守を呼びかけている。
そうした対策の成果か、あるいは試合会場が地方に移ったせいか、10月以降は少しずつトラブルは減っているようだが、10月5日、6日のプールマッチ、10月19日からスタートする決勝トーナメントは東京会場で行われるため、ゴールデン街にどのような事態が発生するか関係者は戦々恐々の状態だ。
しかし問題の根源は別にあると分析する店主もいる。
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