安倍政権が中国の「一帯一路」構想に巨額な金を出す!? 世界で報じられた日本人だけが知らないニュース 米国は懸念を表明

タイに中国の「一帯一路」の一環の高速鉄道を建設するというニュースに米国政府も非常に注視

尚、このロイターの伝える「日本の銀行」とは、これまで同路線についてタイ政府側とも協議をしてきた日本の政策金融機関であるJBIC(日本国際協力銀行)の事だと考えられている。

 

2019年3月7日 タイ首相官邸で、日本の国際協力銀行(JBIC)との会談 写真:タイ首相官邸

 

タイは米国の軍事同盟国であり、米国が日本と共に展開するインド太平洋の戦略上においても非常に重要な東南アジアの拠点である。

そのタイに、中国の「一帯一路」の一環の高速鉄道を建設するというニュースには、米国政府も非常に注視しているという。

事実、タイだけでなく東南アジア各国で中国の一帯一路の開発は加速しており、この動きに米国政府は再三にわたり軍事利用の懸念を表明している。

資料記事『NHK WEB特集:中国が軍事利用? 東南アジア巨大開発』https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191029/k10012154591000.html)

 

そのタイの高速鉄道を、日本の政策金融機関の公的な資金を融資して建設するというのは、日本の国益にかなうものなのだろうか?

 

加えて、現在本編集部では再三にわたり報じている通り、タイの高速鉄道の建設沿線では汚職などの問題が蔓延しており、この改善の取り組みがタイ政府に行われている最中にある。

参考記事:本サイトが報じたタイの違法民泊騒動 ついにタイ政府機関が汚職取り締まり捜査に動いた 渡航時は注意を!

これが改善しなければ、賄賂を支払う事ができない日本の政策金融機関が投資しても、投資した後に権利が正当に守られる事も考えにくい。

 

この投資、本当に日本のためになるのだろうか?

本ニュースは続報の予定だ。(取材・文◎編集部)