日本各地の神社に『香港の民主化を願う』絵馬が出現中 そしてその上に謎の「バツ印」付けてゆく者が…

「創作意欲」だけではなかった京都の落書き

11月24日午後3時頃、男性は龍安寺の山門に、「我青龍 感謝朱雀 待たせたな白虎」などと落書きをし、現場を目撃していた観光客の通報で現行犯逮捕された。警察の調べに対し、「私は将来、神話やSFの作家になりたい。創作意欲がみなぎっていました」と供述しているという。青龍、朱雀、白虎ときて玄武が欠けているのはご愛敬だが、いずれにしても悪質であり、迷惑千万な話だ。

このいわく、“創作意欲みなぎる”落書きも迷惑な話なのだが、同じ京都ではつい先日、国際問題になりかねない落書き騒動が報じられている。11月20日の地元・京都新聞によると、京都市左京区にある世界遺産・清水寺の絵馬のなかで、香港の民主化デモを支持する「光復香港」などの願いが書かれたものに「✖」印の上書きを加えたり、「香港は永遠に中国のもの」と北京語で書き加えた落書きが複数発見されたというのだ。また同様の被害はおとなり奈良にある春日大社でも見つかっている。

他人が願いを込めた絵馬に落書きをするというのは、まさに神をも恐れぬ冒涜と言うしかないが、現時点では落書きの主が誰なのか、またどこの国籍なのかはわからない。もっとも、このニュースは海外でもレディット(Reddit)などのSNSを通じて拡散されており、その流れでは中国人による反デモ行為だろう、という見解が(圧倒的)多数派だ。

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