ポツンとキャバクラ一軒家 東京から東海地方まで熟女を求めて約300キロの一人旅|久田将義

もう……最高!

 

いい感じです!

 

周囲をぐるっと歩いてからドアを開けます。ボーイさんがやって来て「初めてですか」と訊ねます。で、料金を説明してから店内に案内。なかなか広いです。あと天井がやたら高いです。「こんなキャバクラっぼくないキャバクラは初めてだ」と感動を覚えながらボックス席に案内されました。客は中年男性一人でした。そのほかに誰もいません。通常、女の子が店席に固まって待機していますが、それかせなくて、奥の方からキャストがボーイに連れられて挨拶します。

うん。熟女です。良かった。これで20代後半とか30代半ばとかだったら、楽しくなかったでしょう。

そう、結果から言えば大変楽しかったです。

客が僕のほかに1人しかおらず、車の運転もあるのでノンアルコールビールを飲んでいたので騒がしくする必要もないのですが、キャストのアラフォー女性がちょうどいいい感じです。容姿、トークともに落ち着きつつ、明るい。

「初めて? よく店に入れたね」とキャストに驚かれましたが、知らない街に行って、知らない店に入る時、ドアを開けるドキドキ感が飲み屋の醍醐味ではないですか。というか、この店はアヤシイ感じが全くしなかったのでドキドキ感はなかったです。

計三人ついたのですが、全員同じように明るく、熟女としての落ち着きもあり、がさつさもなく、ほど良く上品でした。トーク内容は仕事の話、子供の話などなど。子供の話が一番盛り上がるみたいですね。

 

まさに秘境キャバクラ

 

なぜか子どもの進路相談みたいになってしまっていましたが、それもまた良し。熟女好きなら絶対楽しめるでしょう。なごめるでしょう。もう六本木、行かなくていいかな。「また仕事帰りに寄ってね」と見送りの熟女キャスト。家の近くにあったら通っています。(文◎久田将義)

 

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