三宅雪子元衆議院議員は何に苦しめられていたのか フジテレビから政界へ進出した華やかな人生の闇
政治家のお祖父様、外交官のお父様という三宅さんは、共立女子大学卒業後にフジテレビ入社、報道局、国際局等に勤務。会社の後輩と結婚もなさいました。
小沢一郎氏からのオファーで出馬した「小沢ガールズ」の主要メンバーの三宅さんは、フジテレビを休職して2009年の衆院選に民主党の新人として自民党・福田康夫元首相の地盤である群馬4区から出馬。比例復活で当選しました。
その後、民主党から、国民の生活が第一、日本未来の党、生活の党、生活の党と山本太郎となかまたちと移った後に、無所属となったようです。
「フジテレビに勤務し続けたら、安定して高い給料をもらえたのに、不憫でなりません。世の中を変えたいという意気込みが強かったので、政界にお入りになり、やり残したことも多かったでしょうに。大政党の選挙区支部長クラスでも、浪人は一期までしか党からの安定収入が保証されませんから、金銭的に非常にシビアな世界です」(政界関係者)
党の支援者からのストーカー疑惑、誹謗中傷裁判など、様々なトラブルに三宅さん苦しみ、知人にSOSを求めていたことも報じられています。
「小沢ガールズを代表する才色兼備と称えられての政界デビューは、嫉妬も多かったと思います。ただでさえ、国会議員を継続するのは大変です。国会議員を務めたのは一期だけで、複数の政党を渡り歩いた後に、資金尽きたり、トラブルに巻き込まれたりという苦悩を抱える方は少なくありません。自ら会社を設立して、活動資金を調達しようとしますが、会社を継続させるのも大変なことです。自ら命を絶った柴野たいぞう元衆議院議員のことも思い出しました」(政界関係者)
三宅さんの元同僚の方々も追悼の言葉が出ないくらいにショックを受けていらっしゃいました。ご冥福をお祈りします。(文◎冴島奈穂美)
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