“有名企業”の冠がついたマンションを買ったら「違法民泊」の巣窟だった! 本サイトが報じた違法民泊案件についに国家取り締まり機関が動いた!

パタヤのUnixxのEzi Tripなどによる本汚職容疑事件の取り締まりが、タイ政府のPACC(タイ公立汚職防止センター)からNACC(タイ国家汚職取締局)という、国家レベルの汚職取締局に送致されたのだ。

送致された日付は2019年12月11日、NACCが送致を受けて捜査に乗り出した事が確認されたのは今月3日のことだ。

このようにして、ついに本サイトが報じた違法民泊問題が、タイの国家レベルの捜査機関が捜査し対応する事となっているのだ。

本記事執筆時点でも、このレイモンランド社のセールスオフィス跡地に、Ezi Trip社はオフィスをオープンしているし、以下の違法賃貸の集客サイトも稼働させている。

https://www.booking.com/hotel/th/unixx-south-pattaya-by-ez-stay.ja.html

タイの汚職問題の蔓延が、改善するかどうか、大きな注目が集まっている。

タイのパタヤなど東部では現在、日本からも巨額の投資をしてEEC(東部経済回廊)開発が行われており、日本の製造業の工場などが多数建設されている。また、同地域の高速鉄道計画には、日本のJBIC(日本国際協力銀行)が融資の検討をしている。

しかしながら、このように現地でタイの汚職問題が蔓延したままでは、本事件のようにタイに外国人の法人、個人が投資をしても、その権利がまともに守られる事はなくなってしまう。タイ政府の汚職取り締まりの努力により、汚職問題の解決が期待される。