「東京タワーが見たかった」 マレーシアから日本国内へ入国した少年の身柄を確保 事件を重く見た家裁は検察に身柄を送致することを決定
彼が日本にどれくらいいるつもりだったかは不明ですが、ホテルなど泊まる場所の予約すらしていませんでした。
「財布を落とした」というのが本当かどうかもわかりません。「知らない男」が声をかけてくるタイミングがあまりにも良すぎますし、声をかけられてすぐ犯行に至るという犯行態様もおかしいと感じます。
「元々、偽造カードで『買い物』をするために日本に来たんじゃないんですか?」
と検察官に訊かれた時には即座に「違います」と否定していましたが、その言葉を簡単に信用することはとてもできません。
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裁判での彼の供述には不自然な点も多く、本当に観光目的で来たのかどうかはわかりません。立証できない以上断定はできませんが、初めから犯罪を犯すために来日した可能性は十分に考えられます。
このような、東南アジア系詐欺グループによる同種の事件は増えています。
日本人の詐欺グループによる犯罪でも同じことが言えますが、このような犯罪で実際に捕まるのは大抵の場合は貧困状態であったり年齢が若かったりする、グループの中で立場の弱い人間ばかりです。