「日本おわったかも」 全国小中高一斉休校で機能マヒする仕事現場 看護師や介護士だけじゃない…結局、女性がいないと回らない日本経済
すでに専門家からは「今がパンデミックになるかどうかの分岐点」と警鐘を鳴らされており、IOC(国際オリンピック協会)の委員からは「東京オリンピック開催の是非は5月下旬がデッドライン」と外圧を受けていました。
それをここにきて、ダイヤモンド・プリンセス号から始まった「政府の不手際」に対する国内外の非難をまとめて一蹴するべく、トップダウンで一気に大号令をかけた形です。
先だって北海道の鈴木直道知事が、道内の小中学校を1週間休校にすると宣言した際、「これは英断だ!」と世論が好意を持って受け止めたことも、今回の安倍首相の決断につながった要因になっているでしょう。
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ただ、その北海道では早くも致命的な問題が起きています。
「看護師がいない」
子どもの休校を受けて、「働くお母さん」が出勤できないケースが続出しているのです。その最たる職業が「看護師」で、2割もの看護師が職場に出られない状況に陥ってしまいました。
ただでさえ、新型コロナウイルスの対応に追われて医療現場から看護師が消えるわけですから、現場はたまったものじゃないでしょう。実際に外来休診をとりやめる病院も出てきています。