御神木を蹴り上げる!? 特殊すぎる参拝作法! コロナウイルス蔓延の今、長野にある貧乏神神社で福をもらおう! |Mr.tsubaking

まず、豆をぶつける行為については、節分でもお馴染みの豆まきが思い出されますが、これは「魔を滅する」という意味を持ち、古くから行われてきた風習です。

さらに、貧乏神というネガティブなものを祀ることについても、実は日本によるある形態なのです。

福岡の太宰府天満宮を中心として、全国で見られる「天満宮」は、ご存知の通り菅原道真が御祭神となっていますが、これは元々、道真の祟りを鎮めるために造られたものでした。

また、道真と並んで日本三大怨霊にも数えられる平将門を祀る神社も、京都や東京に見られます。

こうしたことから、日本人が元来マイナスなものもきちんと祀ればプラスのエネルギーに転換できると考えていたことがわかります。

「呪い」と「祝い」は逆の印象を受ける言葉ですが、元をたどるとどちらも「宣る(のる)」という言葉に行き着くのです。

貧乏神神社も、同じ作用を持つものだと考えてよいでしょう。事実、災い転じて福と成すという意味の「災禍転福」という言葉がここでは謳われています。