東京都内・外出自粛の夜 歌舞伎町・ゴールデン街は静まり返っていた 外国人がいなくなって図らずも露呈した新宿飲み屋街の現実

ある店の常連客はこう言って笑った。

「そもそも俺たちは今までずっと『超3密』の中で飲んでて、しかも外国人客と仲良くなることも多かったから、感染するならとっくにしてる。今さらどうしようか考えても仕方ないでしょ」

閑散とするゴールデン街をあとにして終電で帰路につくと年度末のせいか電車はラッシュアワー時に近い混雑。酔って大声で会話する人々も。こうした通勤電車の混雑を改善できないのに、酒場の問題点だけを指摘しても仕方ない。

 

もともと「三密」の酒場だったゴールデン街。
もともと「三密」の酒場だったゴールデン街。

 

なにより先日の国会で安倍晋三首相が昭江夫人の花見問題について質問され「レストランで会食は問題ない」と答弁している。街に飲みに出るのは咎めないというのが国の見解なのだろう。

「外出自粛」を求める国や自治体の方向性はこれからも続くだろう。ロックダウン(都市封鎖)もこのままでは現実となる可能性が高い。その時新宿ゴールデン街はどうなるのか。コロナウイルス問題が終息する頃には、街の様相がかなり変わっているかもしれない。(文・写真◎藤木TDC)

 

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