北朝鮮のコロナ対策が恐ろしすぎる! コロナ感染した者は容赦なく処刑!? これが「医療崩壊」した国の現実

苦しいからと言って隔離を破れば、それはそれで恐ろしい運命が待ち構えている。やはり脱北者である韓国紙・東亜日報のチュ・ソンハ記者が自身のブログで伝えたところでは、北朝鮮当局はこれまでに少なくとも3人の新型コロナウイルス感染者を処刑している。

そのうちのひとりは、中国との貿易を行う商社の幹部だった。この幹部は会社の業務のほかに、個人の副業として密輸も行っていた。

2月14日に彼を診断した医師は、新柄コロナウイルスの感染者と判断した。そして同時に、国境が封鎖されてから3週間以上が経過して発症したことを不審に思った。治安当局が本人を調査したところ、国境の封鎖後に密かに中国へ行っていたことを認めた。

チュ・ソンハ氏によれば、金正恩氏は2月初め、防疫規定の違反者には軍法を適用するよう指示していたという。これを受け、この幹部は2月16日に銃殺された。新型コロナウイルスに感染したからではなく、金正恩氏の指示を軽く見たことが罪とされたのだ。

つまり、北朝鮮の強力なウイルス対策は、国民の生命を守るためではなく、金正恩体制を守るために行われているということだ。(文◎編集部)

 

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