日本へも入れず母国へも帰れず羽田空港で寝泊まりを強いられている外国人たちがいた! さらに帰国してからも14日間の隔離が待っている

「みなさん、タイ人同士どうか可哀そうに思って助けてください。私達はまだこの空港で足止めされています」

国際便が軒並み欠航となり、空港内のショップやレストランも営業休止が目立ち始める中、ナッチャーさんはこう助けを求める声を上げていました。

さらに11日間も空港内で寝泊まりさせるわけにいかないことから、タイ外務省と在京タイ大使館が動きました。羽田空港に取り残された32人に加え、日本国内でタイへ帰国できずにいたタイ人も含めて、チャーターした全日空機で全員をタイに帰国させたのです。

8日15時半にバンコクへ到着したナッチャーさんもようやく一安心、とはまだいきませんでした。タイは海外から到着した人に対して国の手配した施設で14日間の隔離を義務付けているからです。

今頃ナッチャーさんは施設で隔離生活を送っていることでしょう。今月末にはウイルス検査を受けたのち、無事に家に帰れることと思われます。

なおタイに向けた航空機の飛行禁止措置は15日になってさらに30日まで延長されました。(取材・文◎赤熊賢)

 

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