『新しい地図』は“日本のフィクサー”と蜜月関係!? 元SMAPの寄付発表で分かった「なぜジャニーズが圧力をやめたのか」

圧力には圧力で?

 

笹川陽平会長は81歳ですが、いまだに現役で、その存在感や発言力が各界に影響を与えています。

2016年にSMAPが解散し、2017年に香取、草彅、稲垣がジャニーズを退所してから、2年近く経った2019年7月23日、笹川会長は自らのブログでこんな発言をしています。

 

「まことに不可解、どうにも納得できないことが起きた。絶大な国民的人気を誇っているはずのこの3人がテレビから消えてしまった。ジャニーズ事務所との契約終了後、3人のテレビ出演はコマーシャルを除いてゼロになってしまったのだ。そして、ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに、SMAPの元メンバー3人を出演させないよう圧力をかけた疑いが浮上したのである」

 

その一週間ほど前の7月17日、NHKがこんな“スクープ”を報じていました。

 

『元SMAP3人の出演に圧力か ジャニーズ事務所に注意 公取委』

 

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ジャニーズ事務所が、地上波のテレビ局に対して、ジャニーズを辞めた人間が出演できないように、大勢抱える人気のジャニーズタレントを“武器”にして「圧力」をかけているのではないか…それが「独占禁止法」の恐れがあるとして、日本政府の「公正取引委員会」が注意したのです。

これは“画期的”なことでした。

なぜなら、その「圧力」と見られている“現象”のほとんどが、テレビ局の勝手な“忖度”であり、「独占禁止法」に引っかかるような“証拠”が出るとは思えなかったからです。

それにもかかわらず、公取委が動いた…この“事実”がジャニーズ事務所やテレビ局に“衝撃を与えた”ことは容易に想像がつきます。