大阪・ミナミでぼったくりグループが摘発 半グレ集団が巻き上げた被害総額は氷山の一角か

気を付けなはれや!

この時期になると、忘年会などで繁華街に出る回数も多くなる。また、ボーナスなどで気が大きくなってしまい、たまには、若い女のコがいる店で……という人もいるのではないか。そんな浮かれ気分に水をかけたのが、大阪・ミナミでのぼったくりグループ摘発だ。

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各種報道で伝えられているように、「アビス」と名乗る半グレ集団は昨年9月から今年10月までの間に、被害者数にして264人、被害金額が総額で2191万円を客から巻き上げていた。グループのリーダーには、毎月2000万円が”上納”されていたという報道もあるので、それが事実なら大阪府警が被害として立証したのは、氷山の一角に過ぎないということになる(被害総額は現在までの新聞報道による)。

半グレ集団とぼったくり、そしてケツ持ちと言われているヤクザとの関係等は、本サイト・久田編集長を始め専門家に任せたいが、問題は今回のように、「いままでの常識では考えられない」ぼったくりがミナミ以外の繁華街で起きうる、あるいは起きているのか? ということだ。

通常、ぼったくり被害というのは、フリーの客だけで成り立つ大都市の繁華街だけで起こり得る犯罪だ。具体的に言えば、今回問題となったミナミや東京の歌舞伎町、渋谷、六本木など。地方では名古屋の栄町や福岡の博多などがそれにあたる。