<スクープ>東京医大汚職事件でついに死者 国会議員の娘を裏口入学をさせた疑いを持たれていた人物とは
その後、裏口入学は男女差別問題などに波及し、事態は収拾がつかない状態に陥っていますが、ここに来て、ついに死者が出てしまったという情報が駆け巡っています。
「12月9日、東京医大茨城医療センターの元病院長・M氏が自殺したというのです。このM氏は数年前、茨城県選出の自民党国会議員の娘を東京医大に裏口入学させた疑いが持たれており、それに関し、当時の金の流れなどを東京地検特捜部に聴取されていたと言われています」(社会部記者)
その日、何があったのでしょうか。
取材を進めるうちに具体的な事実がわかってきました。死の数日前、M氏は学会に出席するため米国に渡航。M氏を知る関係者は「まったく体調が悪そうな感じではなかった」と口を揃えています。
「ところが、9日になり、急死したというのです。東京医大は表向き『ウイルス性心筋炎』という病名をつけ、箝口令を敷いていますが、彼を知る学会の医師全員が『そんな取って付けたような病名はありえない』と断言しているのです」(東京医大関係者)
ある東京医大元教授は「前出の国会議員の裏口入学を指示したのは、今回の事件の首謀者である臼井氏です」と語気を強めて言います。
「M氏は、絶対権力を持った臼井氏の意向に逆らえなかったのでしょう。トップダウンで裏口入学を認めた末、今回のような事件に発展し、罪の意識に耐えられなくなったのではないでしょうか」
東京医大の天皇と称される臼井元理事長は事件を受けて職を解かれていますが、学内では今なお臼井元理事長の院政が敷かれており、現執行部はいわば傀儡政権なのです。