現役コンパニオン「本当に仕事をして良いのか、私は今も迷っている」 東京アラートの夜に“吉原アラート” 既に数軒が閉店状態

高い家賃を払って営業する店側も、他の業種同様背に腹は代えられなかったのだ。もう閉店した店も数件、大家への3か月前の賃貸更新不可の契約義務もあるので、この時点で夏前に閉店を決めた店もあるだろう。

営業を続ける店は、近隣の眼を憚って表の戸も半分だけ開き黒服のボーイも目立たぬよう私服で仕事をしている。

待機部屋で仕事を待つ泡姫もマスクを取らず、コンパクトなアルコールのボトルを置いている姫も多い。みんな最大限気を遣ってはいるが、それでも来客は以前の数分の一、まして都庁からのアラートは更なる打撃だろう。

出勤した全員が仕事にありつけるわけではなくなり、人気姫さえも常連以外の客が来ない。常連さえも地方からは来られず、またテレワークで家族の目がある中、抜け出せないのもしかり。

ソープ一本で生活している姫達はまさに死活問題。しかしだからと言って、何がなんでもどんどん客が来れば良いともみな思ってはいない。

やはり本音は未知のウイルスが怖いのだ。

顔見知りの客しかとらない、狭い部屋での待機をさけて予約のあるときだけ出勤する。また手洗い、うがいを個室に入ってすぐに実践してもらう……。そんな姫も多い。

自分がコロナにかかることも、客にうつすこともあってはならないと考えるのが当然なのだ。

 

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