現役コンパニオン「本当に仕事をして良いのか、私は今も迷っている」 東京アラートの夜に“吉原アラート” 既に数軒が閉店状態

現役で仕事をしている私は今月から出勤を再開予定だが、正直まだ迷っている。

「本当に仕事をしてよいのか?」

風俗サイトの写メ日記になんと書いてよいのか戸惑う。「是非来てください、待ってます」とは素直には言えないからだ。風俗の業態の種類も増えて、コロナ前から吉原の店も淘汰されてきた。今回、吉原が縮小することは免れないだろう。

「店がなくなったらどうしよう!」タクシーの中の仲間の声は震えていたが、思い詰めたように最後に言った。

「今頑張るしかないね。コロナが活発になる前、夏のうちに頑張るしか! お客が少なくて、お茶を引く(仕事にありつけずに帰ること)覚悟で、一本でもお客が来ればいいと思って仕事に出るよ」

私は、彼女ほど強くはなれない気がした。東京アラート……。これから吉原はどうなってしまうのだろうか。今営業・出勤することは決して良いと言い切れないが、愛する街が、仕事がなくなってしまうことは耐えがたい。(文◎久世素子 吉原某店勤務)

 

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