RADWIMPSの『HINOMARU』が「愛国的だ!」と批判 いったい誰に謝罪しているのか

映画『君の名は』の「前前前世」で一躍、全国区になったRADWIMPSが「HINOMARU」という歌を出しました。その歌詞が愛国的、戦時中を思い起こされるという理由で批判を受けています。「傷つけた人たち、すみませんでした」という意味不明な理由で謝罪しています。それと、「自分らは右も左もない」と注釈付きでした。「傷つけた」とありますが、誰が傷ついたのでしょうか。

僕も「HINOMARU」を聞いたのですが、右翼が使用しそうな単語を羅列すれば、安い愛国ソング一丁あがりなのだなあという感想でした。君が代を自分たちなりにアレンジしたような、「薄い歌」。今度、民族派の重鎮にこの歌詞を聞いてもらおうと思いますが、僕の印象は「あまり深く考えていないが『愛国者』という自分に酔っている歌」です。それに対して、誰が傷つくんですかね。

歌詞は例えば、カラオケで歌えと言えば「罰ゲーム」ではないかと思うくらい、恥ずかしさを感じるものでした。

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とは言え、とは言えです。
それほどバッシングされるものでしょうか。不愉快なら聴かなければいいだけの事。もちろん、これが、在特会系のように特定の民族・国を指しての歌詞だったら、アウトです。聴かなければいい、では済まされません。

しかし「愛国」という言葉に自己陶酔したミュージシャンの歌詞なので、僕は聴かなければいい、ダウンロードしなければいいと思います。