濃厚接触するしかない… あなたの知らない「アダルト業界のコロナ対策」とは? それでも僕らはカラミ続ける――!

「まさかバラエティ番組と同じように、一定の距離を保ったり、間にパーテーションを挟んだりなんて演出はできませんからね。我々は今後も、濃厚接触し続けるしかないんです」

そうは言っても、以前と同じかといえばそうではないようで、“新しいカラミ様式”は着実に根付いているといいます。前出の関係者が続けます。

「現場に入る前に、出演者スタッフ全員の検温とて指の消毒は当たり前になっていますね。出演者以外はマスク必須ですが、仕方がないのがカメラマン。マスクをしたままカメラをのぞいていると、レンズが曇ってしまうんです。それでは仕事になりませんから、外してもらっています」

 

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その一方で、増えたのがADのお仕事。

「カットがかかるたびにドアを開けに走っているADもいます。換気のためです。本当はスタジオの窓をずっと開けていたいのですが、ほとんどのAV撮影スタジオって住宅街にあるんですよ。換気のために窓を開けようものなら、喘ぎ声が白昼の住宅街に響き渡ってしまいますから」

「その辺は葛藤しますね……」と、憂う前出の関係者。ですが、「実は内心、芸能人よりもかかりにくい環境なんじゃないのかなって思っています」と明かします。

一体どういうことでしょう。その理由を、とあるAV男優が話します。

「出演者は定期的に性病検査を行っていますし、撮影の前は必ずシャワーを浴びたり話題のイソジンでうがいをしたりと、以前から人一倍清潔さを意識しています。芸能人の方々がコロナ以後にやっと気をつけ出したことを、僕たちはいにしえからやっているんです。もちろん健康のために普段から酒を飲まないので、“夜の街”とも意外と無縁ですし。心構えがまったく違うんです! ……なーんて自負はありますね(笑)」

しかし、なかには警戒される出演者の存在も……。老舗AVメーカースタッフが声を潜めます。

 

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