政治家はもう自分を戦国武将に例えるのはヤメて! 自民党総裁選で記者からお決まりの質問 各候補者はどう答えたか|プチ鹿島
今から2年前の総裁選でもある人物が率先して戦国武将語りをしていた『総裁選 もし家康なら・・・』(読売新聞・2018年7月17日)。
コラムによると当時の岸田文雄氏は「徳川家康」(山岡荘八著)を読み直していた。
《家康の生きざまを改めて読んで、今を勝負時と考えたのか、我慢のしどころと思ったのか。決断の時は近い。》
要は総裁選に出るか出ないか、この時点でも岸田氏はまだ決断できていないだけなのだが……。慎重なのではなく勝負勘がないだけ。これで名前を使われたら家康が怒ってきそう。
それでもオヤジたちは「自分を歴史上の人物に例えると? 」と聞くし、答える。やめない。
2年前に家康を読んでいた岸田氏は今回は「池田勇人(元)首相」の名前をあげていた。自分は家康ではないと気づいてしまったのだろうか。
石破茂氏は明智光秀と石田三成をあげたという。「悪役に仕立てられ、迫害を受けても、次の時代に評価される」と、党内少数派の自らになぞらえたという(毎日新聞9月10日)。