未だ具体案示さず 大相撲9月場所は前途多難な状況で初日 無給を恐れる力士たちに相撲協会は「あとで考える」との方策

世間では「万が一、感染者が発生したら本場所を中断するのか否か」に注目が集まっていました。その中で私は、感染した力士の成績をどのように取り扱うかについて不安を覚えていたのです。千代丸関が、発熱をして心配されましたが陰性となり、幸いにも、本場所中の感染発覚はなく場所を終えて行きました。

つづく5月場所は当初、初日を2週間延期しての開催を予定していましたが、方針を転換して中止に。そこには、4月に初めて発生した力士をはじめとする協会員が複数人感染したことも影響していました。そのため、感染した力士たちだけが本場所に出場できないという事態は避けられたのです。この時に感染した力士のうちの1人である勝武士(当時三段目)が、死亡するという衝撃的な出来事があったのもこの時です。

さらに7月場所。2500人限定ではあるものの、約半年ぶりに観客を入れた本場所が開催されました。この時も、他のプロスポーツと足並みを揃えてという流れだったため大きな批判はありませんでした。

しかし、ここでも私が気になったのは、場所中に感染して球場を余儀なくされた力士の処遇についてです。相撲協会はコロナ対策をはじめて半年近くが経ったこの時期でさえ、そのことについて具体的な言及をしていなかったのです。そんな心配をよそに、7月場所は感染者をだすことなく、さらに照ノ富士関の感動的な復活優勝で幕を閉じました。

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