「相撲の語源はヘブライ語」発言で見えてくる元貴乃花親方の危険性 日本書紀に書かれている史実とは
元貴乃花親方が、日本テレビ系列「スッキリ」に出演し、「相撲の語源はヘブライ語の”シュモー “である」と発言しました。
これに関して、現役時代の貴乃花ファンであったのに、氏を腐すのは本望ではありませんが、「一理あるけど一理しかない」というのが私の所感です。
確かに旧約聖書には「シュモー 」という言葉が登場し、ヤコブと天使が相撲のような格闘をする場面が描かれています。また、ハッケヨイやノコッタという言葉、さらに塩をまいたりする行為もユダヤ教の古い神事に見られるものです。
他にも、ヘブライ語と日本語の共通点も枚挙にいとまがありません。
ここまでが「一理ある」という部分です。
この数々の共通点を元に、明治時代以降「日ユ同祖論」(日本民族とユダヤ民族は共通の祖先を持つ)を謳う人が一定数いるのも事実。
しかし、私たちは元貴乃花親方からどことなく危険な香りを感じています。それは「断言」してしまっている点にあります。