中川家お兄ちゃんの毒舌が爽快! 「フワちゃんとかウイカで笑うん15歳までやで」 今40代がこっそり見たい癒しチャンネル

現在、登録者数45万人程度の「中川家チャンネル」ですが、当初はネタや舞台でやったコントなどをYouTube用に編集していたものを上げていましたが、生配信を始めるようになってから「よりコア」な内容へと変遷していきました。

番組を見ていると、とにかくお二人は無駄に声を張り上げるのが嫌いなご様子。編集で盛り上げようとする無駄なBGMや効果音は一切入りません。仲の良い兄弟二人がお茶の間でテレビを見ながらぼやいている体で途切れること無くずっと「ボソボソ」と喋っています。

特に二人に共通する「地元」の話は笑いなしでは聴いていられません。泥水の上の方だけをすくって飲み水にしているおっさん、タバコを吸いながら授業をする小学校教諭、お金が無いので高校生がインベーダーゲームをやる後ろで12時間くらい見ている子ども、これが令和や平成だったら絶対にアウトだろうというトークが炸裂します。

印象深かったのは、剛お兄ちゃんがしばしば言う、

「そろそろ、昭和50年代とか平成の初めのドラマとかやらなアカンやろ。三丁目の夕日が昭和ちゃうで。今の40代後半とかが子どもやった頃、おもろいことばっかやったで」

には感銘を受けました。

これは本サイトで連載中の中川淳一郎さんの『俺の昭和・平成史』と全く同じ理念です。昭和と言えば世の中的には戦後すぐ…のイメージを植え付けられていますが、本当の昭和とは1980年代に最も煮詰まって凝縮されたものがあるんだ! というのが氏と本サイトの共通概念。それらを一つ一つ掘り返しています。奇しくも同じ中川……少なからず関係があったりするのでしょうか!?

参考記事:一体なぜ我々は駄菓子屋にハマっていたのだろう 昭和の子どたちが夢中になった時間 |中川淳一郎