日本学術会議に関する菅政権の矛盾 “リスペクト”する中曽根康弘元首相の見解をなぜないがしろするのか|プチ鹿島

『日本学術会議 昭和58年の政府答弁「形だけの任命をしていく」』(NHK・WEB10月8日)

当時の中曽根首相は学術会議について、

「独立性を重んじていくという政府の態度はいささかも変わるものではございません」
「学問の自由ということは憲法でも保障しておるところでございまして、特に日本学術会議法にはそういう独立性を保障しておる条文もあるわけでございまして、そういう点については今後政府も特に留意してまいるつもりでございます」

と答弁していた。私が矛盾していると思うのは合同葬に莫大なお金をかけて中曽根氏を敬っているのに、中曽根氏のこの答弁は尊重していないことである。

中曽根氏の答弁なんて37年前のことだろ? と言う人はおめでたい。

37年前から続いてきた慣習を破っているからこそ納得いく「説明」が必要になるのである。歴史と向き合う態度を見せなければならないのだ。保守とは普通そういうものだろう。

参考記事:自民党強気 「日本学術会議任命問題?心配していない」(自民党幹部) それよりジャパンライフ事件で隠し玉が出るか | TABLO