演出家・松尾スズキが『少年の性の悩み』に答え読者が紛糾 気に食わない回答を外野が叩く…これでは語る人がいなくなるのでは?

「肉欲とか…昇華できないとか深みにハマるとか…同性を好きになる気持ちを“気の迷い”と言わんばかり」

「松尾スズキもだが、編集者は何でこれを載せて平気だと思ったんだよ…。雑誌の編集者なんて普通の人より世間の流れに敏感なもんなんじゃないの?」

「いや酷い。相談者ははっきりと“恋愛”と認識してるのに (この認識に至るにも色々葛藤したろうに)、“同性に共感するのは性が混乱している時期にはありますよね”ってアンタ。不誠実にも程がある」

「ナチュラルに異性愛>同性愛の価値観を前提にして、同性愛を克服すべきもの扱いにしてるの最悪だな…」

「この子の相談“淡い”とかいう段階じゃない。きっと苦しくて仕方ないのになんだこれ。俺なら余計に傷つく。うまく乗り越えてくれる事を祈るだけ」

などといった声が寄せられていました。 “気の迷い”を前提としたアドバイスは多くの人に不快感をあたえてしまったようです。

しかし、そこはやはり百戦錬磨の松尾スズキさんです。単に昭和のオヤジ的発想で安易に語ったのではないではないか? と真意を探る向きも見られました。中には「踏ん切りをつけたいと質問者が言ってるのでそれに沿った回答をしてるだけでは?」といった意見も。

自分の期待する答えでなかっただけで批判するのも古い手法ではないでしょうか。大事なのは相談者の少年にとってどうだったのか? ということだと思いますが…。(文◎編集部)

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