ネットで使用しない方が良い用語「マスゴミ」 日本でアメリカのような「分断」が起きないように

日本では分断は起こしたくないものです(撮影・編集部)

どんなに良い事を言っていても「この単語を使うようだとそれ以降の論は聞きたくないな」。

そんな言葉がいくつかあります。人種差別用語はもちろん、身体的マイナスを揶揄するような言葉もそうです。

ネットではなぜか好んで使われる「マスゴミ」という表現。「バカなマスコミ」の意味だと思われますが、11月10日午前中ではTwitterのトレンドに入っていたので何事かと思いました。「トランプ大統領落選」「バイデン氏次期大統領当確」の報を受けての各自のツイートにトランプ寄りの人たちが「マスゴミ」という単語を入れて既存マスコミに対抗ツイートしていたようです。

ここで言う「マスゴミ」とは、五大新聞(朝日、読売、毎日、日経、産経)プラス東京(中日)新聞とテレビのキー局と思われます。

「大手マスコミは間違っている。ネットにこそ真実がある」。「マスゴミ」を使用する人にはこういった思考があるように感じます。この考え方は特に2011年3月11日、東日本大震災、福島第一原発事故以降、顕著になってきたように思えます。一部、ジャーナリストが出所不明の情報で放射能の恐さを煽っていた事にも起因されるでしょう。

確かにマスコミがとんでもない「事故」を起こしているのも事実です。朝日新聞サンゴ捏造事件、朝日新聞吉田証言、朝日新聞伊藤律架空会見などなど。1を5くらいにして報じる事はあるにしろ、0を10にして報道してしまうのは「ミス」のレベルではなく「事故」という表現がふさわしいかもしれません。

参考記事:「俺たちはネタにされたのか」 24時間テレビの震災追悼ねつ造企画に原発作業員が怒り 『朝日新聞サンゴ記事』級の失態 | TABLO