来たるコロナ第3波 トンデモ情報に流されるな イソジン、トイレットペーパー、マスク狂騒を思い出そう

感情の分断についてですが、本サイトでも何回か論じています。2011年の東日本大震災の時。僕は東北から遠く離れた東京在住ですが、この遠隔の地でさえ、ガソリンスタンドでは車は長蛇の列。時折、「早くしろ!」と怒号が響いていました。またコンビニではなぜか、ペットボトルの水が売り切れ。

何という愚かなふるまいでしょう。もう二度とこのような事はしないようにしたいものです。

が、コロナ禍では同じような行動を僕たちは取ってしまいました。トイレットペーパーがなくなり、マスクが店頭からなくなりました。そして、ポビドンヨードを含むうがい薬(イソジンなど)がコロナ感染対策に有効という発表を吉村大阪府知事がした途端、街中ではイソジンうがい薬が売り切れ。amazonでも予約切れが続出しました。この騒動をもう忘れている人もいるかもしれません。

参考記事:SNSでトイレットペーパー不足を煽った奴は誰だ! テレビも同罪 世の中には想像もつかないほどのバカが多い|中川淳一郎 | TABLO

因みにこの説に対しては

『「日本甲状腺学会、日本内分泌学会、日本内分泌外科学会は共同で、「新型コロナウイルス感染症にヨウ素の含まれるうがい薬が有効であるかについては、現時点では、科学的に評価のできる論文が発表されておらず、重症化予防などの効果は明らかになっていません」と見解を発表した。』(一般社団法人日本生活習慣病予防協会ホームページより)

との見方が公表されています。

コロナ第3波では、恐らく僕らは混乱するでしょう。感情的になるでしょう。感情論に根差した大声で強い言説に、冷静な意見が封殺されるでしょう。中庸な意見が少数なように見える事でしょう。恐らくネットを中心に、このような状況になるでしょう(ならない事を願っています、もちろん)。

混乱に関して一番重要なのは「人心乱れてはいけない」という事だと思っています。「コロナにコレが効く」みたいな説を唱える人が、また出現するかも知れません。これは愚かな事ではないでしょうか。少なくとも生きる上で、愚かな行動は取りたくないと思います。(文◎久田将義)

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