バイク便配達員へ来た仕事の依頼は「ビーチまで」運ぶものは「ヤドカリ一匹」 今年もっとも泣けるSNSのいい話

最初は冷やかしだと思ったウティポンさんが女性から受け取った箱の中身を確認すると、本当にヤドカリが入っていました。

依頼主の女性は2日前、首都バンコクから日帰りできるビーチとして人気のあるチョンブリー県のバンセーンへ観光で訪れて海岸で貝殻拾いをしたのですが、自宅に持ち帰った貝殻の一つが動いたのでビックリして確認したところ、中にはヤドカリがいたのでした。可哀そうでいてもたってもいられなくなり、アプリでバイク便を呼んだのです。

女性宅からバンセーンのビーチまでの距離は123キロ。東京駅から静岡県の沼津駅までの距離に相当し、アプリではじき出された配達料金は1,613バーツ(約5,500円)。こんな高額を支払っても海に返してあげたいという女性の気持ちを裏切りたくなかったウティポンさんは配達を引き受けたのでした。

果たして無事に海まで届けることはできたのでしょうか?

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