ボクがこれをRTした理由 『2017年は「ラストアイドル」で自分が炎上した年でした』|吉田豪・連載第六回
だからこそ「セカンドユニットも含めたラストアイドルファミリー全員集合!」と銘打った12/19池袋サンシャイン噴水広場でのデビューイベント(公開収録)にも、事前に何の発表もないままボクをシークレットゲストで呼んで、メンバーが出てきたとき以上に観客の怒号と笑いを巻き起こしたりとか、最終的にはメンバーよりも吉田豪を売り出したかったんじゃないかってぐらいの番組になっていったわけです。
なお、ボクが選んだ蒲原さんはネットで叩かれまくった影響もあってなのか活動を辞退することになり、敗者復活戦で勝ち抜いた長月さんがラストアイドルのメンバーに復帰。そんな流れもあったので、噴水広場のイベントでも司会の伊集院光さんに「今日も吉田豪さんが来てますよ」と言われるなり、長月さんが「なんで今日もいるの!」と返したりの抗争もスタートしたんですけど、実は長月さん、「私自身は吉田さんには腹が立ったりはまったくないです。でも、吉田さんを叩いてる人には、ちょっとどうなんだろうって思いました。私のことを思っての発言なんだけど、やっぱり自分のファンがそんなふうに攻撃しているのを見るのは悲しかったですね」と公言しているような人なんですよ。
そして、これはボクのことを叩いていた長月ファンというより、あのとき蒲原さんを叩いていた長月ファンに向けた発言なんじゃないかと正直思いました(それっぽいことをつぶやいて、すぐツイ消ししたことも有り)。
長月さん、Twitterでも、「こんなことを言うのは良くないとわかっているのですが、台本、と良く言われます。ちゃんと一人一人の表情とか涙とか見てもらうとわかると思いますが、台本があるならこんな辛いことはやりたくないです。ないからこそ、みんなが真剣になれると思います」とつぶやいたり、いろいろツイ消ししてから「毎日こんなツイートやめたい!!!!もっときらきらアカウントにしたいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」とつぶやいたりで、すごい感情がダダ漏れになるタイプで、そこが魅力的な人なんですよね。
なので噴水広場のイベント直後、「さっきは『なんでいるの!』とか言っちゃってすいません」と謝ってきた長月さんに、「全然大丈夫です。むしろ、あれが正解だったと思うので。実はボク、長月さんのTwitterが大好きなんですよ。ツイ消しも多いけど、ラストアイドルファミリーでいちばん面白いと思ってるぐらいで……」と言った瞬間、キッとした表情で「もう!」と怒られて、その反応も100点でした!
2018年も長月さんとの抗争は続くのかなー。(文◎吉田豪)